勉強の順番

あ。投稿 2024/3/18 22:38

高1 文系 福島県

関西大学文学部志望

新高3です。

中学の頃から英語が苦手で高校受験でも英語を捨てて高校に合格した様なものです…
高校に入って英語の大切さをどんどん理解してきました。私は今年で大学受験ですので、英語の勉強をしていこうと思っています。

中学の英単語(ターゲット1200)をやりながら高校の英文法をやるべきですか?

回答

きさらぎ投稿 2024/3/20 23:40

慶應義塾大学文学部

 おっしゃるように、もし中学の英語とか英単語に穴があると直感するのであれば、ぜひ躊躇することなくそこに立ち返って復習してください。まだ今なら間に合います。一番やばいのは、自分が遡ってつまずきがある部分を無視して今の勉強を「砂上の楼閣」することです。これは、英語国語数学といった基礎積み上げ型の主要三科目においては極めて危険です。ぜひ素直に分からないことを分からないと認めて誰かに聞いたり立ち返る姿勢を忘れないでください。基礎をどうか大切に。
 しかし、たとえば高校の英文法を勉強するとなったときに、例文に使われる英単語がある程度のレベルものだったりすることもあります。ですから、中学の英単語をおさえたら、ただちに簡単なところからでいいと思うので「順番に」高校の英単語の勉強もしてください。
 下に、英単語帳の勉強の仕方を語っておきますので、もし不要でしたら見捨ててください。
まずその単語帳を一冊ざっと目を通します。このとき、同じ単語やページに長い時間をかけてはなりません。ある程度、「ああこんな単語があるのか、この単語はこういう意味なのか」とわかれば、次々に前にいって、おろそかにしてはなりませんが、きもち丁寧くらいでとにかく早く一周、目を通します。これによって全体像を脳の潜在下でなんとなく感じます。加えて、「生まれてこの単語一度もみたことがない」という事態がその単語帳において事実上なくなりますね。これは精神的にもとてもうれしいし、以降の暗記作業において無意識下で有効に働いてくれます。ですからとにかくはやく初めての一周を終わらせてください。 
 この後はひたすら演習(赤シートで隠して「思い出す(思い出せずプチ悔しい思いをする)経験」を積みます。このときも、どんどん前に進んで最後までたどりつくことをめざしてください。同じところで長らくとどまっていてはいけません。ある程度覚えたと思ったら、すぐ次にいって、そのかわりまた「戻ってくる」すなわちその単語帳を反復するのです。もし一周全部通すことを繰り返すのが
苦しければ、いくつかのブロックに割って、各ブロック内で繰り返し反復しましょう。
 その単語をどれくらい長い時間かけてみたか、ではなく何回・何度見たかが最も肝腎になってっきます。もっと肝腎なのは、その単語を何回思い出したか」です。ですから、赤シートや手で隠すことを忘れないでください。覚えられていなくて最初は苦しいですが、覚えるほど本当にはかどります。
 さて、具体的にですが、赤シートで隠してなお思い出せた単語に印をつけていきます。多くの人は分からない単語に印や付箋をつけると思いますが、私はこれをした当初、分からない単語だらけで絶望してやる気がなくなりました。ですから、覚えたら覚えるほど(思いだされば思い出せたほど)に正の字の印を増やしていくのが精神的にもはかどると思います。進捗状況も目に見てわかりますし。こんな具合で単語帳がボロボロになるまで反復してください。

ところで、文法書を勉強するときも同じ姿勢を忘れないでくだし。最終的には文法を体系的におさえ
ることが必要です。演習(思い出す)ということを忘れずに、分かるまで、分からなければ、そこに
きちんと戻って学習してください。
それでは、まだ時間はありますので、基礎・徹底・反復をモットーに頑張ってください。応援してお
ります。

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