慶應法学部法律学科を目指していますが、英語の偏差値が43くらいで焦っています

高3で慶應大学法学部法律学科志望です。

今の英語の状況として、偏差値が43くらいで、焦っています。

合格するために何をすれば良いですか?

回答者:慶應経済学部1年生

偏差値が43とのことですが、これも受けた模試によりますが、圧倒的に基礎力が不足していると考えられます。
夏までに、とか意識しなくていいので、まずは単語力の強化と文法の勉強をしっかりしていきましょう。

単語の勉強は過去の質問でもお答えしているように、何か一冊、受験用単語帳として有名なものを極めるといいと思います。
僕が使った単語帳はシス単と速読英熟語、速読英単語上級編、リンガメタリカです。
リンガメタリカは分野別英単語というもので、単語というよりは、英語長文の背景知識が目的でしたので、そこまで新しい単語は覚えませんでした。
また、一度読んだ英文に出てきた進出英単語はできるだけ覚えるようにしていたので他にも単語を覚える機会はありましたが、僕はこのセットで単語力に関して入試で困ることはありませんでした。
法学部の過去問も解いたことがありますが、単語で困ることはなかったので、オススメします。

文法に関しては、これも過去の質問でお答えしているように、学校で配られている標準のテキストをしっかりすればいいと思います。
ただ、長文独特の、長い文書だからこその複雑な文法に関しては、基礎力がついて、読解演習に取り組むうちに段々慣れていくと思います。
が、もし時間があれば、「ポレポレ英読解プロセス50」という有名な文法解説書があるのでぜひ読んでみてください。
僕は去年の夏頃に読んだのですが、より”実践的な”文法力がつきます。
「文法のテキストを一通り学習したのに長文になるとわけがわからなくなる」みたいな人には本当にオススメです。

最後に個別に言っておきたいこととしては、「慶應法学部の英語は難しい」ということです(笑)
出題形式が本当に特殊です。
僕自身、夏以降河合塾の記述模試で英語の偏差値が70を切ったことがないくらい英語は得意でしたが、慶法の英語はずっと嫌いでした。
経済学部が第一志望だったのでそっちに合わせた、いわゆるアカデミックリーディング・ライティングを意識した勉強をしていたので慣れていなかったというのもありますが、逆に言えば、単語力・文法力をいくら固めても慶應法学部の英語は個別に対策する必要があるということです。

ですので
まず、基礎を確立する
次に、読解演習を積む(これは過去の質問でもお答えした様に、やっておきたいシリーズをオススメします)
最後に、慶應法学部に合わせた対策をする
といった流れで受験勉強を進めていけばいいです。
道のりは険しいですが、時間はたっぷりあります。
頑張ってください。