時間の使い方の違い

慶應義塾大学では、経済学部は比較的授業スタイルが厳しく、生徒の学問に対する姿勢も商学部より真剣なもののように感じられます。大学生活後半の重きを占めるゼミ活動も、経済学部は非常に充実しています。学生生活を経済学の勉強に投資したい、という学生からすると理想的な環境です。

対して、商学部は比較的授業スタイルが緩く、自由時間が豊富です。そのため、やりたいことや熱中できることがある学生は、起業や学生団体、留学、インターンシップ、部活動といった形で成果を残すことができます。逆に、自由時間が多いことで、特に何かをやりたいことがない人は不毛に時間を過ごしてしまうケースもあります。

将来性の違い

単に就職活動という意味で考えると、若干経済学部の方が有利です。
これは、経済学部に入ると「学生生活は勉強に打ち込みました」という名分が出来るのに対し、商学部では自由時間を持て余してしまった人が「学生生活はただ遊んでいました」となる傾向があることも、一因になっているのではないでしょうか。
→「高校生が知っておくべき就職の知識まとめ―慶應在学生の視点から―

全体の傾向としては、
経済学部の学生は、平均的に就職活動に強く、また学問研究のため院に進む生徒が比較的存在します。
商学部では、起業する学生もちらほら見られ、また自由時間をうまく使った人ほど公認会計士などやりたいことを見つけて将来の仕事を探す傾向があります。

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