こんにちは、慶應商学部の4年生です。

今回は、慶應義塾大学商学部の実体について、在学生の視点からお話できればと思います。

商学部とは?

商学部は、よく経済学部と混同されることがあります。商学部と経済学部の決定的な違いは、学問の「視点」です。

経済学部は、雲の上から経済全体を分析する学問であるのに対して、商学部は雲の下で、実際に働いている人の視点から商業を研究します。

そのため、慶應義塾大学商学部における1年生の必修科目(かならず履修しなければならない授業)は以下の5種類となっています。

・経済学基礎
・微積分
・統計学
・英語
・第二外国語(ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の中から一つを選択)

経済学部の場合、経済学基礎が「マクロ経済」と「ミクロ経済」に分かれたり、統計学に加えてより専門的な「線形代数」が加わったりします。

商学部では、それら経済現象を分析する授業がない代わりに、「経営学」や「商業学」、「産業社会学」「応用簿記」など実学的な講義が選択科目として加わります。

慶應商学部の公式ホームページによると、商学部で学べる領域というのは、以下の図のように表されています。

(出典:http://www.fbc.keio.ac.jp/study/section01_detail01/index.html)

総合教育科目というのは、他のどの学部にも共通する科目です。
商学部独自の特徴は、図にある通り、「経営学」「会計学」「商業学」「経済・産業学」という、産業社会を構成する4つの領域を学べるところにあります。