抽象的な評論などの現代文問題が解けない

元々現代文は苦手では無い方だったのですが、感覚で解いてきたので難しい抽象的な評論などの文章が全然解けません。

特に早稲田の現代文は抽象的で難しいので致命的です。

どのように勉強したらよいか秘訣を教えてください。

回答者:慶應義塾大学商学部4年生

説明文は、論理ピラミッドを作れるようになれれば簡単にできるようになります。

論理ピラミッドとは、大元に結論Aがあって、その下の階層にAの理由Bと理由Cがあって、さらにその下の階層に理由Bの原因Dがあって…などというものです。

詳しくはグーグルで画像検索をしてみてください。

慣れないうちは、評論を読んだ後、実際にノートに論理ピラミッドを書いてみてください。

そして、例えば結論Aを話してるのはどこの段落か、理由Bはどこの段落か、という風に段落分けを行ってください。

それをやっていくうちに、わざわざ書かなくても頭の中で論理ピラミッドが展開できるようになります。

そうなれば、評論は長ったらしい文書ではなく、1つの図にすら見えてくることがあります。

1段落目は結論言ってて、2段落目でその結論には理由が2つあることを言ってて、3段落目では理由Aの具体例を言ってて…という具合になります。

そうなれば、長ったらしい文章もスッキリ整理された簡潔な文章のように感じ、問題もすらすら解けます。

論理ピラミッドの大元になるのは、論理的思考力(ロジカルシンキング)というものです。

論理ピラミッドがなかなか書けないという人は、まず論理的思考について勉強してみてください。

私が実際に読んで、国語力が飛躍的に上がったのは照屋・岡田さんのロジカルシンキングという本です。

私の知り合いの受験生もこれを読んで、小論文が出来るようになったと言っていました。

よかったら試してみてください。