英単語帳に取り組む期間について

329投稿 2024/3/13 05:38

高1 文系 三重県

名古屋大学教育学部志望

今は高1ですが、来年から高2になります。志望大学は名古屋大学教育学部(文系)です。
 早速ですが、英単語帳を1冊どのくらいの期間をかけて完璧になるまで仕上げれば良いのかが分かりません。
 自分が今使ってる英単語帳は、
システム英単語basicです。完璧になってから、ターゲット1900、そして、話は少し逸れてしまいますが英熟語帳のターゲット1000を使おうと思います。
 それらを仕上げるために2つの英単語帳・1つの熟語帳にかける期間(目安)を、もしよければで良いので教えてください。
 よろしくお願いします。

回答

きさらぎ投稿 2024/3/14 23:20

慶應義塾大学文学部

 具体的にこの期間に単語帳を完璧にするべき、なんてのは無いと思います。ご自身が、目標大学のy入試試験の科目・配点や、自分の苦手科目・得意科目をかんがみて、例えば英語力をかなり高い水準にもっていかなければならない、ということでしたら、できるだけ早い段階で基礎的な英単語はおさえておく必要がありますよね。
 私の合格大学をご覧になって、目安になっているか分かりませんが、参考にしてください。私の肌感覚ですが、高校二年生が終わるころにはおおよそシスタンの単語で意味が大体全部答えられていたと思います。そこから一年で綴りも穴が無いようにしていって、あるいは「鉄壁」という恐らく一番負荷のある単語帳をやっていました。
 で、少し前提的な話に戻りますが、例えば英単語の勉強なんかは、「螺旋階段状」の勉強だと思っています。ですからさっと一通りさらってから、「また戻ってくる」というこの反復・演習の勉強が本質です。ですから、たとえば次の一年でシスタンを完璧にするとして、次の2月3月のあたりに最終ページ・項目に至るようにゆっくり進むというのは明らかにナンセンスです。これは声を大にして
言いたいのですが、単語なんてものは忘れて当たり前です。一回みただけで記憶できる人なんてもう
ほぼいません。ですから赤シート使ったりしながらどんどん思い出す練習してください。具体的に
下にこの勉強の方法を示します。

まずその単語帳を一冊ざっと目を通します。このとき、同じ単語やページに長い時間をかけてはなりません。ある程度、「ああこんな単語があるのか、この単語はこういう意味なのか」とわかれば、次々に前にいって、おろそかにしてはなりませんが、きもち丁寧くらいでとにかく早く一周、目を通します。これによって全体像を脳の潜在下でなんとなく感じます。加えて、「生まれてこの単語一度もみたことがない」という事態がその単語帳において事実上なくなりますね。これは精神的にもとてもうれしいし、以降の暗記作業において無意識下で有効に働いてくれます。ですからとにかくはやく初めての一周を終わらせてください。 
 この後はひたすら演習(赤シートで隠して「思い出す(思い出せずプチ悔しい思いをする)経験」を積みます。このときも、どんどん前に進んで最後までたどりつくことをめざしてください。同じところで長らくとどまっていてはいけません。ある程度覚えたと思ったら、すぐ次にいって、そのかわりまた「戻ってくる」すなわちその単語帳を反復するのです。もし一周全部通すことを繰り返すのが
苦しければ、いくつかのブロックに割って、各ブロック内で繰り返し反復しましょう。
 その単語をどれくらい長い時間かけてみたか、ではなく何回・何度見たかが最も肝腎になってっきます。もっと肝腎なのは、その単語を「何回思い出したか」です。ですから、赤シートや手で隠すことを忘れないでください。覚えられていなくて最初は苦しいですが、覚えるほど本当にはかどります。
 さて、具体的にですが、赤シートで隠してなお思い出せた単語に印をつけていきます。多くの人は分からない単語に印や付箋をつけると思いますが、私はこれをした当初、分からない単語だらけで絶望してやる気がなくなりました。ですから、覚えたら覚えるほど(思いだされば思い出せたほど)に正の字の印を増やしていくのが精神的にもはかどると思います。進捗状況も目に見てわかりますし。こんな具合で単語帳がボロボロになるまで反復してください。

どこか、全体的に当たり前というかあまり面白味のない勉強の仕方にみえるかもしれません。しかし、今現在も中国語や英語の単語を取り入れている自分にとって、これは一つ本質をついていると
自負しております。ぜひ一意見として参考にしてみてください。
勉強の近道はありませんから、ときに辛いこともあると思います。しかし、これが一生続くわけでも
ありませんし、本気で勉強そのものとか、こういう語学というか英語学習の本質的な面白さにきがつ
くときがくるかもしれません。もし「なんだ大しておもんないやんけ」となるかもしれませんが、
それでもいいと思います。違うことに打ち込んでください。一番まずいのは、「やらずに、食わず
嫌いの状態で、これこれは面白くない」と手をひくことです。一定の間、とことんつめてやってみて、そのあとで思い切ってやめてください。おもしろくなくても、あなたの深いところでこういった
数々の経験と学びが糧になります。
それでは、質問者さんの受験生活が実を結ぶことを心よりいのっております。頑張ってください!!

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