今から数学の偏差値を10あげることは可能なのか

えな投稿 2020/10/11 22:27

高3 理系 埼玉県

東京理科大学基礎工学部志望

東京理科大の基礎工学部を目指している高3です。
今模試で数学の偏差値が50前後しかないです…
今からの短期間で理科大に受かるくらいまで偏差値をあげることはできるのでしょうか?またどのような問題集や勉強法をすれば上がるのでしょうか?

※持っている問題集としては青チャと1対1対応を持っています

回答

LiLi投稿 2020/10/15 19:00

慶應義塾大学理工学部

 1.問題の考え方がしっかり身についているか確認
 2.身に付けた考え方を応用問題に反映さへる練習

の2つを順にしっかり行うと良いです。おそらく数はこなしていると思うので、問題に対する考え方がちゃんとできているかどうか確認するだけで確実に点数は伸びます。大丈夫です。

まず、青チャートの全ての例題の問題の解き方が口頭で言えるかどうか確認してみてください。大事なことは各問題の筋道が見えるかどうかを確認することなので、あまり計算はせずに、時間をかけずに口頭で確認した方が良いです(確率や帰納法を使った証明など、ある程度計算しないと筋道が見えない問題は計算して大丈夫です)。たとえば、

 ・ある複素数の問題→図形的な処理が必要&複素数のn乗の計算が出てくるので、z=A(cosθ+sinθ)と置いて解き進める
 ・ある積分の計算問題→置換積分でルートを外す
 ・ある数列の問題→階差数列に変形して一般項を求めた後、元の数列の一般項を求める
 ・ある関数の問題→xの二次の係数がaなので、aの値を±, 0で場合分けして考える

などのように簡単に確認すると良いです。このとき、理解度ごとに問題番号の上に印を付けると良いです。たとえば、

 論理的に考え方が言えた→☆
 考え方が言えた→◯
 考え方を説明できないけど解けそう→⬜︎
 全くわからない→×

という具合です。

×がついた問題は、もう一度解き直し&考え方の習得を図りましょう。

⬜︎がついた問題は、ペーパー上の手グセによって解けているだけですので、しっかりと考え方を身につけましょう。

◯がついた問題は、なぜその考え方になるのか、基礎知識と結びつけてみましょう。先ほどの一つ目の問題の例で言うならば、

 複素数をz=A(cosθ+sinθ)と置いて解いたのはなぜか
→複素数の掛け算の図形的意味を捉えやすい&ド・モアブルの定理が使えるから

と言う具合です。

こうして、全ての例題が☆あるいは◯になれば、弱点は消えます。

これをするだけで、だいぶ数学の力は上がります。

あとは、今までに受けた模試(今年)の問題, 一対一対応の問題を実際に手を動かして解いてみて、ひたすら身に付けた考え方を反映させる練習をしましょう。問題文を読んで、

「aという条件でbを求めるのであれば、筋道はcという考え方で、その中でdという考え方を使えば良いな」

というように、考え方がクリアに浮かぶことが理想です。わからなかったとしても、解説を見て、使われている考え方は既知のものであることを確認して吸収することが大事です。

また、理科大は数3の微積分で難しめの問題が出ることが多いので、微積の計算演習は特に積むべきです。頑張ってください!

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