英語を伸ばすためには

こも投稿 2019/5/25 08:12

高3 文系 東京都

東京外国語大学志望

もともと得意だった英語が最近あまり得点できず、焦りを感じています。センターの過去問をやってみても5割ほどです。目指している大学が大学なので諦めた方がいいのかなとも思います。
英語で自分が足りないのは、英熟語や文法だと思うんですが、いまいち勉強の仕方がわかりません。
通学中も学校の小テストの暗記に追われてあまり手がつけられません。
どうしたら伸びますか?

回答

#かーきん投稿 2019/5/30 00:56

早稲田大学商学部

今自分は個別教師をやっているのですが、英文読解の時に使っているプリントを以下に貼ってみます

英文を読む、ということ自体に「読めるレベル」というものが存在する。
1. ① 単語がほとんどわかる(1文につきわからない単語が1〜2語)
2. ② 五文型や文の成分(S,V,O,C,M、S節、O節、M節)で分割できる。
3. ③ 修飾関係を明示できる、和訳できる(和訳は修飾関係がわかって初めてできる)(名詞構文)
4. ④ 英語を日本語の媒介なしに読むことができる
5. ⑤ エレバリがわかる、時制の関係がわかる
6. ⑥ 例と論がわかる、見せケチができる。
7. ⑦ 段落ごとの論をつなげて読むことが可能(読むテンポの強弱が可能)
以上にカテゴライズされる。尚、このカテゴライズは英文の構成単位である「単語→(文法)→文→パラグラフ→文章」という仕組みを前提に行なっている。
逆に言えば、英語の学習で受験生が最も嫌がる単語、文法学習は英文の最小単位の学習であり、これを除いた英文読解など不可能である。
―具体的なメソッド―
ブロックリーディングは、まず、「ブロック」という単位に分けることから始まる。
パラグラフのいくつかを束ねて、15〜20行(早慶24){250words}で分割、2〜3パートの区分けが可能。
パートに区分けができたら設問に目を向け、内容一致のキーワード確認。アクセスポイントを見つける。その他設問文のキーワード、下線部がどこのパートに含まれるかを考える。
1パートを読む所要時間は3分半を目安。
パートひとつ読み終わるごとに、まず内容選択をジャッジ。(リスク最小化)
内容選択をジャッジしたら、パートに含まれる個別問題を処理。
以下繰り返し。(3”30*2=7”00、2“30*2=5”00、何度にブレがあっても、また後半の疲れを加味したとしても15分以内に大門処理が可能。

とりあえずこんな感じです。

合格に必要なのは、いかに本番と同様のシュミレーションができたかです。
大学受験、特に早慶であれば長い英文(1000words)を読まなくてはなりません。しかし、時間に間に合わないという事態が後を絶ちません

その理由は、読みにブレがあるからです

受験は読書ではありません。どの文章であってもそのスピードに5分以上のブレがあってはいけません。
同じスピードで読む必要があるのです。

そのためには単語の量、背景知識量(リンガメタリカなどの日本語の部分などが有効です)がものを言います
でもA判定取っていても落ちる人がいます。

それは、本番と同様のシュミレーションが足りないからです。

現役生は、英語の試験前に単語を一つでも多く覚えようとして単語帳を直前まで握りしめていますが、実際効果はありません。
所詮その単語が出たところで、設問に絡んだとしてもせいぜい一問か、もしくはないか、どっちかです

逆に、本来取れるはずの問題が準備体操不足で取れず、不合格になってしまうのがほとんどです。

そう、シュミレーションこそが重要なのです
試験本番前に握るのは単語帳ではなく、”過去問”なのです。
過去問でしっかり準備体操しておくことこそが重要なのです。

今回はブロックリーディングを紹介しましたが、ブロックリーディングも本番で発揮されなければ無意味です。

シュミレーション、しっかりしてください。

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