古文、漢文の勉強方法

ともや投稿 2019/7/21 21:21

高2 文系 福岡県

同志社大学志望

古文・漢文は点数が取りやすいことは十分承知しています。けれど、古文は自分で読み進めていく中で把握していく内容と実際の内容が異なることが多いです。
漢文ではこの漢字はどういうことを意味しているのか全くわからため読み進めることができません。どうしたらいいですか?

回答

東大落ち投稿 2019/7/22 20:53

慶應義塾大学理工学部

こんにちは!私は理系ですが、昨年のセンター古典満点、東大2次国語53点の古典強ですので回答させていただきます。
自慢気に点数を並べましたが、実は私も浪人するまでは本当に古典が苦手でした。
古文は読み進めるほどに内容がずれていくし、漢文も分からない漢字が多くて止まってしまう……身にしみて分かります、全く同じ状況でした。

ご存知の通り古典は一般的に ‘点数が取りやすい’ と言われています。
古典が点数を取りやすいというのは、他の科目と比べて “出る知識・パターンが限られているから、点数が安定しやすい” という意味だと思います。
よく ‘浪人生は古典で点を稼げ!’ と言われるのもそのせいです。

古典に必要なのは、大まかに下の四つだと思います。

①十分な単語の知識
読み進めるほどに内容が分からなくなるのは、単純に分からない箇所が増えて推測では繋げなくなっていくからです。
出題者側は受験生が絶対知らない難単語を注釈なしで入れてくることもあるので、いくら勉強しても知らない言葉はきっと出てきます。
そんなときは推測するしかありませんが、その推測の精度を高めるものは知識量しかありません。
ここは地道に覚えていくしかないですが、必ず報われる部分でもあります。知ってる言葉が増えれば増えるほどに、文章の内容が理解できるようになり、推測も上手くいくようになります!

②基本文法の完全な理解
高校二年生で終わっているかもしれませんが、もしまだ不安があるというのであれば、この部分をしっかり詰めれば着実に出来るようになります。
古文の助動詞の判別などは自信を持って出来ますでしょうか?
また漢文は語順を理解することも、分からない漢字を推測する上で役に立ちます。語順を理解していれば、品詞が分かるからです!
文法に関しては、抜けている気がする と思うのであれば、せっかく夏休みですので薄めの文法書を一通りやってみて穴を探すのも良いと思います。
時間がなければ、日々問題を解く上で間違えた箇所や分からない箇所を調べて記録していくのも良いとおもいます。

③その時代の理解(背景理解)
志望校の出題傾向によっても変わるかもしれませんが、一般的に古典の文章というのは似通った展開が多いです。古文であれば恋愛だったり、漢文であれば諫言だったり、また故郷に帰りたい気持ちだったり、、
日々の学習でせっかく問題を解くのですから、出典について調べてみるのも良い勉強だと思います。

④問題に関する知識(パターン)
これは③と重なるところがありますが、問題を沢山こなしていくと ‘またこの展開か!’ と思う日が来ると思います。もう一つは、当たり前ですが問題文・注釈から得られる情報もフル活用して解くというのも大事です。

長くなってしまいましたが、古典の勉強についてポイントをあげました。高校二年生の夏休み、古典の知識量を増やすことに是非注力してください!必ず報われる日が来ると思います。
実りの多い夏休みになることを祈っています!

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