英語の成績が上がらない

💡投稿 2024/3/13 03:31

高2 理系 福井県

慶應義塾大学経済学部志望

英語の長文を読んでいてもあまり理解できないです。どのように勉強すれば英語が安定して伸びるのか教えてほしいです。また、そのためにどのような参考書を使うのがおすすめかも教えてほしいです。
(私が現在使っている参考書
・単語帳→シス単
・文法→英文法ポラリス
・英文解釈→肘井の難関大編、英文解釈クラシック
・長文→レベル別問題集5、やっておくべき500
、therules2)

回答

きさらぎ投稿 2024/3/15 00:52

慶應義塾大学文学部

 使っている参考書は王道のものばかりなので問題ないでしょう。特に単語帳はまずそれを続けていて問題ないと思います。
 それほどおいしい英語の成績が急に伸びるような具体的な方法論のところはパッと言えない、というよりか無いと思うので、ただ英語を入試における武器にしてきた私自身の経験をもとに下に意識されたいところを示します。

長文ですが、読むときのメリハリがまず大切です。問題作成者が私たちに望んでいるのは、その英文の内容に関する細かい細かい正誤判定ではないはずです(共通テストなんかはそういった問題もあるかもしれませんが、二次試験など本質的な英語力を試す問題はそんなことありません)。彼らが望むのは、私たちが英文における趣旨、または筆者の主張を汲み取ることです。これはそんなに複数あるものではないです。要は、長文英語というと、わりに同じことが繰り返しのべられているにすぎないことが多いのです。私たちは、そのエッセンスを上手に抽出すればよいということになります。
 その手段として、パラグラフリーディングを一つすすめます。段落があると思うので、それぞれの段落を要約して数文字でパパっとメモするのです。最後それらをつなげると論の展開が分かりやすいうえ、話がごちゃごちゃしにくいです。要約というとがめついですが、要は、お題をつけてあげてください。数文字で!
 もう一つは緩急のある読みです。for example, for instanceとくると例示ですね。ここら辺はわりにスピードをもって読みましょう。または分からなかったらななめ読みしてもいいかしれません。ただし、これはその例示のもととなる主張がわかっていればの話ですが。そこにおける主張が理解できていなければ、例のところを使って主張を理解する手がかりにするとよいと思います。英文を同じような「力」で読んでいると、時間もおそらく足らないし、疲れます。ですから、大事そうなところ(butやtherefore)の類がでてきたら慎重に読んで、例示のところはパパっと読む、この緩急を大切にしてください。

続いて、その基礎たる単語帳の扱いかたについても自分なりのエッセンスを示してみます。
まずその単語帳を一冊ざっと目を通します。このとき、同じ単語やページに長い時間をかけてはなりません。ある程度、「ああこんな単語があるのか、この単語はこういう意味なのか」とわかれば、次々に前にいって、おろそかにしてはなりませんが、きもち丁寧くらいでとにかく早く一周、目を通します。これによって全体像を脳の潜在下でなんとなく感じます。加えて、「生まれてこの単語一度もみたことがない」という事態がその単語帳において事実上なくなりますね。これは精神的にもとてもうれしいし、以降の暗記作業において無意識下で有効に働いてくれます。ですからとにかくはやく初めての一周を終わらせてください。 
 この後はひたすら演習(赤シートで隠して「思い出す(思い出せずプチ悔しい思いをする)経験」を積みます。このときも、どんどん前に進んで最後までたどりつくことをめざしてください。同じところで長らくとどまっていてはいけません。ある程度覚えたと思ったら、すぐ次にいって、そのかわりまた「戻ってくる」すなわちその単語帳を反復するのです。もし一周全部通すことを繰り返すのが
苦しければ、いくつかのブロックに割って、各ブロック内で繰り返し反復しましょう。
 その単語をどれくらい長い時間かけてみたか、ではなく何回・何度見たかが最も肝腎になってっきます。もっと肝腎なのは、その単語を「何回思い出したか」です。ですから、赤シートや手で隠すことを忘れないでください。覚えられていなくて最初は苦しいですが、覚えるほど本当にはかどります。
 さて、具体的にですが、赤シートで隠してなお思い出せた単語に印をつけていきます。多くの人は分からない単語に印や付箋をつけると思いますが、私はこれをした当初、分からない単語だらけで絶望してやる気がなくなりました。ですから、覚えたら覚えるほど(思いだされば思い出せたほど)に正の字の印を増やしていくのが精神的にもはかどると思います。進捗状況も目に見てわかりますし。こんな具合で単語帳がボロボロになるまで反復してください。

少し抽象的な話が多かったかもしれませんが、ぜひ一意見として参考にしてみてください。
一番まずいのは、「何もしない」ということです。自分のことを一番よく、そして正確に知る自分
自身の頭でよくよく考えて悩んで、最後必ず行動してください。どんどん演習して、泥臭く、
本質と目標、勉強に対するモチベをなるべくクリアに持ちつつ、最後までかけぬけてください。
質問者さんの受験生活が充実することを心より祈っています。応援しています。頑張ってください!!!

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