塾に行くという選択について。モチベや疑問解消のためにも塾に行った方がいいのか

あお投稿 2024/3/7 06:08

高2 理系 岐阜県

名古屋市立大学薬学部志望

名古屋市立大学薬学部を志望している春から高3の者です。元々相当頑張らないと受からないところだと周りの先生などの大人に言われて自分なりに苦手を意識して頑張っていたつもりでした。ですがやる気で努力量に波が出てしまう性格で、やっているつもりになり時間を無駄にしていることが多いと痛感しました。
わたしは高校受験に失敗し、私立高校の進学コースに通っています。自称進学校と言われても否定しきれない程度のレベルです。勉強への意識が低い人も多いですが、尊敬出来る、自分よりもすごくコツコツと努力を積み上げている頭のいい子もいます。またひとつ上の先輩には名古屋市立大学薬学部に学校型推薦選抜で合格した方もいます。わたしもその人たちのようにちゃんと継続して努力して結果を出したいです。

長くなりましたが、2週間程度しか継続して頑張れない、やっているつもりになるという点。さらに全国的に見てもレベルの高い名古屋市立大学薬学部という目標に対し、模試の結果が良くなるどころか少し下がっている(1月の全統共テ模試でどの教科も偏差値50程度でした。名市大薬学部含め志望大学はE判定です。)という現状。
塾に行ったら絶対良くなるとは思ってませんが、やらざるを得ない環境をつくり継続してちゃんと頑張りたいです。
塾に行ってみるという選択がこの現状を変えられると思いますか?
(行こうと思っている塾は学校にも駅にも近い個別指導塾のトライです)
また、本気で合格しに行くために捨て去るべき甘さややるべき勉強量などがあれば教えてください。

回答

きさらぎ投稿 2024/3/8 08:54

慶應義塾大学文学部

 お気持ち、とってもわかります。ですが、結論から少し厳しい言い方かもしれませんが、塾にいけば成績そのものが伸びるとは限らないことを声を大にして言いたいです。私も、塾にいって授業さえ受けていれば自然と成績が伸びると思っていました。しかし、こういった受け身の姿勢での勉強はなかなか身につかず、受験にも失敗しました。ですから私を半面教師として、本当のところを知っていいただきたい次第です。大切なのは、自分の学力事情や勉強に対する姿勢を一番知っている、他でもない質問者さん自身で、よく頭を使って考えて戦略を練ったり計画を立てることです。いったん具体的な勉強習慣を確立したら、それを基に先生に補助的に助言をもらったりする程度が理想です。これ
がどれだけ大変で難しいことかは痛いほどわかります。でも、本当に成績を伸ばして合格するような
先輩は、こういった、勉強(計画)に対する積極的かつ能動的な姿勢が顕著です。私も「今自分に
必要なことをまずは自分の頭でいったんよく考えて、そのあとで受験のプロにみてもらう」という
ことを意識したところ、成績がぐんぐん伸びました。
 もちろん、塾に行くことが悪いといっているわけではありません。ただし、自分で能動的に
勉強する意識や姿勢が身についたり習慣化してから、というのが理想だということです。
 この一助になるか分かりませんが、以下に、自分なりに一日の勉強計画を立てる上での具体的
方法を一つ提案してみます。シンプルですから、もし取り入れられそうでしたらみてみてください。

 まず一日を三分割します。午前、午後、夜といった具合です。そして、一つ一つのブロックに対して2から3個やるべきことを割り振っていきます。午前はあまり時間が無いので2個、午後は時間がわりに長いのでやるべきこと3個といった風です。もし丸一日のやることリストをずらりとならべてしまうと、どこか果てしない感じがしてやる気がそがれていしまうと思います。一日中同じ水準の集中力を持続できる人なんてほとんどいないと思います。ですから、一日を三分割することによって、一つ一つの小さなブロックにてやることリストを作る感じで細分化すると気が楽ですし、切り替えができて集中も続くのではないでしょうか。実際にやることを割り振るときには、朝は頭がさえているので頭がよく働く数学を、夜はお疲れモードなので暗記物をゆっくりと、といったようにいろいろ工夫ができると思います。ぜひ自分なりのスタイルを確立して欲しいです。
 また、この三分割法を実行するうえでの心構えの話ですが、午前・午後・夜の3ブロックのうち、少なくとも2ブロック集中できたらOKだと思いましょう。繰り返しますが、丸一日集中を持続させるのはほとんど不可能です。そのための三分割法ですから。最後一日を振り返ったときに、「朝はちょっと眠くてなかなかはかどらなったけれど、午後から夜にかけては大分集中できたからよしとしよう」と、これくらいの「心の余裕・ゆとり」が本当に大切です。私たちは人間ですから、受験といえども、健全な心身が第一です。このことを頭の片隅においておいて頂きたいと思います。

 あともう一点、「すき間時間の活用」は言うまでもなく有効です。同じすき間時間でも、電車の通学の際のすき間時間とか、お風呂の時間とか寝る前とか、毎日同じような時間に必ず行うことと勉強とをセットにすると強いです。というのも、勉強が習慣化されますから。そのときに勉強していないとむしろ変な感じがするとう感覚に達するともうこっちのものです。私も電車通学のときは気が付くと英語の単語帳を持っていたました。私の英単語力はほとんどこの電車通学の時間だけで培われたものです。ですから、こういったすき間時間は有効に使うとあなたの大きな武器になります。ぜひ意識的にとりいれてみてください。

 以上になります。加えて、上に述べた三分割法ですが、家・塾・図書館・カフェなどの異なる
場所を三つほど選んで、午前は家・午後は塾・夜はカフェみたいにするのも集中力の持続に有効
だと思います。

 最後に、一番重要なことを繰り返します。勉強で大切なのは、「まずは」自分の頭で今何が
必要なのか考えることです。目標の大学の過去問を見たり解いたりして、そこから逆算して今何を
すべきか、一旦自分で考えます。そのあと、自分でトライ&エラーで勉強習慣を確立したり、
受験のプロの大人とか塾の先生に尋ねてアドバイスをこう、こういった姿勢が大切なことを忘れない
でください。

 少し抽象的な話が多くなってしまいましたが、この意識だけでも質問者さんにとどけばとおもいま
す。合格するために必要なことは何か、すべきことは何か、まず自分が主体的に考える習慣を
忘れないでください。質問者さんが、受験生活を通して大いに成長することを願ってやみません。
Nothing seems to be possible before it’s been done.

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