慶應義塾大学の私費留学制度
私費留学とは、「慶應大から派遣された留学生」ではなく、「慶應大生による留学」となります。つまり、「私は慶應大生です」という看板を掲げた上で、留学先の大学が指定するTOEFLやGPA(大学の成績)をクリアして留学します。私費留学の場合は、慶應の提携大学に行くとは限りません。
私費留学の中にもいくつかの種類があるのですが、最もポピュラーなのがSAFという民間機関を利用するものです。この場合、SAFが提携している大学へと留学することになります。
では、私費留学のメリットデメリットを簡単に見ていきましょう。
【メリット】
・倍率が低い
定員が多いため、基準となるTOEFLスコアや、一定のGPA(大学における成績を数値化したもの)を満たしていれば、留学が実現する可能性が高いです。・留学先の幅が広い
提携先の大学やプログラムが豊富です。ご自分の行きたい大学が見つかる可能性が高い上に、インターンシッププログラムやイギリスの議会にフォーカスしたプログラムなど興味深い物も多いので、一度覗いてみるのをオススメします^^
【デメリット】
・単位が交換しづらい
留学先で取得した単位が、慶應では取得単位として認められないことがあります。つまり、進級・卒業に必要な単位数を取得できず、4年で卒業できない可能性が生まれてきます。・費用が高い
交換留学では慶應の学費のみを納めていればよかったのですが、私費留学では、留学先の大学で決められた学費を支払わなければなりません。一般的に、海外大学の学費は慶應よりも高くなります。そのため、経済的な負担は大きくなってしまいます。
自分の場合、現地での生活費も含み、1年間で400万円ほどかかりました。
SAFについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
おわりに
ここまで、慶應から留学する主な2つ方法をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。留学をご希望の方は、是非一度、自分自身の価値観や、学びたいこと、得たい経験と照らし合わせてよく考えてみてください。
留学は、単に英語を学ぶために行くものではないと私は思います。
日本では触れることの出来ない文化や風景、たくさんの人たちに関わることで自分の価値観を再形成したり、言語が通用しない辛い環境の中で自分がどのように立ち回るのか、自分を見つめ直す機会となったりします。また、多くの刺激から自分の将来のビジョンや夢を見出すきっかけとなることもあるでしょう。
ぜひ、自分を見つめる時間のたっぷりある大学生のうちに、留学をしてみてはいかがでしょうか^^
また、「留学」は早稲田大学の最大の魅力でもあります。「早稲田・慶應の魅力とは?ー早稲田大学政治経済学部生の視点からー」も併せてどうぞ。
以上、「慶應の留学制度まとめ」でした!