4.エッセイ
テストや学校の成績だけでは決まらないのが日本の受験と違うところです。大学側はエッセイで受験生一人一人がどんな人なのかを知りたいと思っています。
受験生がそれまでどのような経験をしてきたか、何を学んだか、またそれらの経験によって形成された受験生の人間性などをみます。こういった人間性を、志望動機やこれまでで一番自分に影響を与えた人は誰かという問いで見ようとします。
エッセイは単語数が指定されていることが多く、各大学で約3〜5つぐらいのエッセイを書くことが要求されます。自分の本当の姿が英語の文章で表されているか、たくさんの身近な人にみてもらう必要があるので、エッセイの準備には大体半年ぐらいかけることが理想的です。
5.推薦書
最後に学校の先生からの推薦書が必要です。先生がネイティブイングリッシュスピーカーでなければ、日本語で書いてもらった後にプロの翻訳家に訳してもらいます。
その際には、日本語で書いたものとプロの人に英訳してもらったものの両方を提出する必要があります。ここでも自分の人間性がはっきりわかるものを書いてもらうことが重要です。
おわりに
以上、一流海外大学受験に必要な5項目でした。アメリカの大学受験は日本とは違い、点数で表せるような明確な基準がなく、受験生一人一人を多面的に見てその大学に合うかどうかを判断します。
アメリカの大学は日本とは反対に、「入るのは簡単で出るのが難しい」と言われますが、一流の大学に入るのは日本以上に難しいです。2000人の枠に毎年35000人ほどが受験します。合格者の10%は海外からの留学生ですが、明確に海外枠が何人ということは言われていません。
倍率が高いだけでなく、日本のように数字で表せる基準がないということは努力がそのまま合格に結びつかないという意味でも難しいと言えます。とはいえ、受験のプロセスでかなりの英語力が身につきますし、エッセイを書く上で自分自身をじっくり見つめなおすきっかけにもなるので、受験を経ることでかなりの成長が期待できるかと思います(^^)
是非、海外大受験も検討してみてはいかがでしょう。
それでは、また次回の一言コラムで!