学部別年収格差

最後に、学部ごとにどのように年収の差が出るのかを見てみたいと思います。データは引き続き転職サイト「キャリコネ」から引用します。

まず文理の差です。
(出典:http://careerconnection.jp/review/weekly20090810.html)

文理は当然ですが、理系に軍配が上がりました。

次に学部ごとの差です。

(出典:http://careerconnection.jp/review/weekly20090810.html)

文系でいうと、経済・法・商・経営学部の4つは、同じようなフィールドで就職活動を行い、目指している場所も大差ありません。この4つの学部は有名就職先を食い合っているようなイメージがありますね。ですから、平均年収もさほど変わりありません。

文学部と社会学部は、他学部に比べて少し差が開いています。両学部は他学部と比較して、給料を狙いに行く学生の割合が少ないように思います。金融業界やコンサル、商社などに固執している学生が他学部に比べて少ないのです。その差が年収の差としても出ているように思います。

もう一つ特徴としてあげられるのは、文学部と社会学部は女性の比率が高いことです。女性の比率が高いと、平均年収が下がっています。これは、男性は将来を見据えて安定的かつ高給な職業を狙うのに対して、女性は、比較的自分が本当にやりたいと思っている業種を狙うなど、就職活動に対する姿勢の違いが影響しているように思います。

おわりに

以上、早慶間、学部間年収格差と就職背景をお伝えしました!

あくまで年収はひとつの物差しでしかありません。研究分野や性向など、各大学と各学部を様々な角度で見てあげて志望校を決めてください。