もともとメディアに興味があった私にとって、インタビューの経験は大変興味深かったです。まず、アルクの本社を訪れた際に「出版社の中ってこんな感じなんだ」と知ることができましたし、実際のインタビューでは「編集長(インタビューする人)とライターさん(メモを取ったり、ボイスレコーダーで会話を録音したりする人)の2人がかりでインタビューする」ことも知りました。インタビューが終わると、掲載用の写真を取るためにプロのカメラマンの方が出てきましたが、ピンで写真を撮られるのは少し恥ずかしかったです。
私の記事が掲載された雑誌が発売されると、アルクから自宅に雑誌が送られてきました。掲載箇所は雑誌の後ろの方で、モノクロの小さなコーナーではありましたが、雑誌に自分の記事が写真付きで掲載されたのを見た瞬間、とっても嬉しかったのを今でも覚えています。
そして何より、私の記事を読んでくれた方が、個人ブログでその感想を書いてくれているのを見つけたときは、インタビューを受けて本当に良かったと思いました。たった1つの記事ですが、実際の反響を目にした時の感動は何にも代えがたいです。
将来に繋がる一歩
「2015年9?10月号にあなたの経験を特集として掲載したいので、今度は雑誌に掲載する記事をあなた自身で書いてみませんか」
雑誌掲載からちょうど一年後、今度はアルクの方から連絡がきました。当時は就職活動などで忙しい時期ではありましたが、前回とは異なり1ページをフルに使ったカラーの特集記事(しかも謝礼有)ということもあり、二つ返事で快諾。1000字程度で自身の経験をまとめて送って欲しいと言われたのですが、エマ・ワトソンに対する情熱が強すぎたのか、どう頑張っても6000字程度にしか収めることができず、結局アルクの方で1000字程度に編集してもらうことになりました。(編集を担当してくださったアルクの方々、本当にありがとうございました)
もともと文章を書くことが好きだった私は、この経験を通じて、自分で執筆した文章が世の中に発信され、読者に影響を与えることの喜びを実感することができました。そして、「ライターになりたい」という自身の夢は、現実味のある目標に変わりました。将来、最終的にはフリーランスのライターになって、大好きなエマ・ワトソンを取材して彼女の記事を書きたいなと思っています。
高校生のみんなへ
前回記事「英語力を高めたい人は必見!在学中に留学した早稲女の経験談」でもお伝えしましたが、早稲田大学には、本当にいろんな人が在籍しています。自分とは違うバックグラウンドを持った人ばかりで、誰と話していても自分の世界が広がっていくことが実感できると思います。
私の場合はエマ・ワトソンが原動力でしたが、身近な友達に感化されて何かを始める人は大勢いますし、早稲田大学はそういう素敵な人が数多く在籍する大学です。あなたが思ってもいなかったところで、自分の人生が決まる素敵な出会いがあるかも知れません。そんな出会いを引き寄せるためにも、入学したらぜひ、自分の気持ちに素直になって、どんどんいろんなことにチャレンジしてみてください。