【慶應法学部】小論文の対策方法

慶應法が第一志望です。

夏期講習などで小論文対策をしている人を見ると焦ります。

夏休みに一人でできる小論文の対策ってありますか?

今は新聞を読んで意見を書くようにしていますが、夏季中は添削者がいません。

なにか法学や政治学や時事の書籍などは読むべきでしょうか?

回答者:慶應義塾大学法学部法律学科1年生

回答致します。
小論文の対策には法学や政治学の書籍は必須ではありません。寧ろ優先度は低いものだと思います。

よく勘違いされてる方がいますが、小論文の意見の奇抜性や個性の詰まった意見を書こうとすることは小論文では殆ど求められていません。

勿論個性溢れる小論文が書ければそれに越したことはありませんが、殆どの場合個性を追求するあまり小論文で最も要求されてる自分の意見の論証が破綻しています。

受験生の中でも採点者に注目されるような意見をかける人はそう多くはありません。小論文ではどんなに意見がありきたりでも、誰が読んでもその通りだと思わせるような論証が最低条件です。実際自分が受験した小論文でも意見は自分でも単純なものだったと思います。それでも論証は誰でも納得させられるようなものになるように心がけました。

論証が大切な小論文では採点してくる人の存在が大きいです。自分では説得力のある小論文が書けたと考えても、他人からすれば反論の余地があったりすることが多いです。様々な視点で自分の小論文を読んでもらうことが合格への近道です。

新聞を読んで意見を書いているということなので、その意見を先生に見てもらったりしてもらったらどうでしょう?先生を上手く利用してください。

最後におすすめの小論文参考書を伝えておきます。

答案添削例から学ぶ 合格できる小論文 できない小論文

質問者さんの役に立てればこの光栄です。